利用者が〇〇するので困る!
ハラスメントに困る
お客さんからの常識を超えたクレームや迷惑行為など、悪質なものはカスタマーハラスメントと呼ばれています。介護職では利用者さん、そのご家族からのハラスメントが、このカスタマーハラスメントにあたります。しかし介護職はその特性上、ハラスメントの認定がとても難しいことに困る人が多いようです。暴言や暴力を振るう利用者さんがいたとしても、もともと暴力気質であるとは言い切れないので、ハラスメントを受けても我慢してしまう介護職がほとんどです…。
介護施設は体力の低下や認知症の悪化などにより、介護を必要とする人たちが利用するものです。そのため、突発的な感情の高ぶりや環境変化によるストレスから、暴言を吐いたり、ひどい場合には暴力行為をしたりする人も少なからずいます。「でも介護だから仕方ない」として、利用者さんのそのような行為も受け止めなければならない、我慢しなければならないという考え方が根強くあります。この考え方のもとではハラスメントの線引きがさらに難しくなりますから「みんな我慢しているし」とカスタマーハラスメントを我慢することが当たり前になってしまうんです。こういった利用者さんとの人間関係に困っているという介護職は少なくありません。
拒否されることに困る
介護職の人間関係で困ることには介護の拒否があります。介護をするためには利用者さんの協力が前提なので、拒否されてしまうと業務は進まなくなってしまいますよね。業務が進まなくなるとスケジュールがどんどん押されてしまうので、その後の業務に影響が出てきてしまいます。
例えば、介護施設でもっとも多いのは入浴拒否ですが、入浴は居室から移動して、服を脱ぎ、頭を洗い、身体を洗い、そして身体を拭き、服を着て、など利用者さんに協力してもらうことがたくさんあります。このようにやらなければならないことが多ければ多いほど、利用者さんは面倒に感じてしまいます。また、入浴は利用者さんのデリケートな領域に入る介護なので、信頼関係がないことも拒否につながります。入浴の他にも食事や服薬など、拒否されたからやらないというわけにはいかないことでも、うまくいかない場合があるようです。
困りごとに遭遇したら
このような利用者さんとの人間関係による困りごとに遭遇した際に、どのような対処法があるのかを事前に知っておくことがおすすめです。ハラスメントにあったり、拒否にあった時には「介護職のための困りごと&お悩み解決ハンドブック」を参考にしてみてください。よくある事例から適切な対処法を紹介してくれていますので、きっと役に立つはずです!
実際に働いている介護現場の人たちから細かなアンケートを取り、よくある困りごとをピックアップして対処法を解説してくれています。きっと自分が抱えている困りごとの対処法が見つかります。