とにかくストレスが多い
利用者さんとのストレス
介護職は利用者さんご本人だけではなく、そのご家族や他の事業所の介護職ともコミュニケーションをとります。もちろん同僚や上司、役職によっては行政職員とも接する機会がありますよね。そのため、介護サービスを行いながら多くの人々と良好な人間関係を築いていくことが求められます。
中でも重要なのが利用者さんご本人との信頼関係の構築だと思います。実際に仕事を始めてみると、この信頼関係を築くことの難しさに悩む人がほとんどです。長い人生でさまざまな経験を積み、利用者さんそれぞれで多様な価値観を持っていますから、その人の価値観を理解するためには相応の時間がかかります。その人の価値観を理解して、信頼関係を作り上げていくことは時間も労力もかかります。ベテランの介護士であっても、利用者さんとの関係に迷われる人もいるほどです。このように利用者さんとの難しい人間関係の構築がストレスとなってしまうことがあります。
ご家族との人間関係
介護サービスを提供しているのは利用者さんですが、そのご家族の方も介護サービスを受けている人です。そのため、利用者さんだけではなくご家族の人とも良好な人間関係を構築しなければなりません。特に、ご家族の人たちは介護している姿を常に見ていられるわけではありませんから、細かいことに敏感になる人たちも多くいらっしゃいます。そのため、こちら側に非があるわけではないことに対して、感情的に怒りをぶつけられてしまうこともあります。利用者さんのご家族との人間関係がストレスになっている人も多いです…。
介護の認識違い
利用者さんやそのご家族は、介護はなんでもしてくれるものと考えてしまっている人もいます。介護の仕事はあくまでもその人らしい生活を送るためのサポートなので、身の回りのことすべてをしてあげるわけではありません。なんでもしてしまうことが、身体機能の衰えを誘発させてしまうこともあります。
しかし、利用者さんとそのご家族はそのようなことを知らない人もいらっしゃいますから、なんでもしてくれて当然。むしろ、なんでもしてくれないことに対してクレームを受けるなんてこともあるかもしれません。このような介護の認識違いから、利用者さんのことを思ってのことが、利用者さんやご家族からすると怠慢に映ってしまうという難しさがあります。こういった問題を避けるためにしっかりコミュニケーションをとることが必要ですが、それがまた難題だったりもするのです…。
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